表題の件について、「X68000版」でエミュレータ経由でステートセーブ機能を用いて調べました。
「基本値+加算値1+加算値2」の結果が、新規作成時の職業「アバタール」における開始時能力値となります。
基本値:ALL15
加算値1:徳のカード選択7回で、各回毎に固定値が加算
勇敢(剣):Str+2
誠実(掌):Int+2
慈悲(薔薇):Dex+2
名誉(杯):Str+1,Int+1
献身(涙):Str+1,Dex+1
正義(天秤):Int+1,Dex+1
崇高(アンク):Str+1,Int+1,Dex+1
謙譲(杖):加算なし
加算値2:「基本値+加算値1」の「Str」が初期装備重量(20)に満たない場合、不足分を単純に加える(結果として、Strは20が下限となる)。これを便宜上「Str不足補正」と呼称する。
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キャラクタークリエイトは、8つの徳からランダムに選ばれた2択により、まず4つ、選んだ徳から2つ、1つと順に選ぶことになる。性別は能力値に影響しない。
初期能力値は、基本値としての「各15」に対して、選択した徳に対応する項目が選択した回数だけ加算されることで定まる。その後、「固定されている初期装備の必要Str(20)」に足りない分はそれも加算されてからプレイ開始となる。
この「ランダムに選ばれた2択」の構成が「採り得る初期能力値」に大きく影響するため、希望する構成がある場合はそれが得られるまでPC(もしくはエミュレータ)の再起動を繰り返すことになる。
希望する構成が「一点豪華主義」かつ「他もなるべく高く」とした場合においては、理論上限として「いずれか1つが25」までは可能だが、この場合、他の能力値は20を下回ることになる。具体的には次のとおり。
特化内容:Str,高い方(Int or Dex),低い方(Int or Dex)
Str特化:25,18,18
Int/Dex特化:20(補正前は18以下),25,18
この時の「ランダムに選ばれた2択」は、「『特化の徳(勇敢:剣、誠実:掌、慈悲:薔薇)』と『崇高(アンク)』とで選ばされるのは7回目」、「『特化能力値が含まれる徳』が最初の4回の2択で衝突していない」が両立することが必要になる。
この時の「徳の選択」は、2段階目(5~6回目)での選択は「特化の徳」と「崇高」で固定されることになる。2段階目で「特化の徳と崇高とで選択」が発生した場合、2段階目のもう一つの選択により「低いほうが17」となってしまう。
希望する構成が「能力値合計優先」の場合、「Str不足補正」を使うことになるため、必然的にStrは「(最小値である)20で固定」となる。この時、IntとDexはともに「24以下」で可変で、3能力値合計は「64」迄となる。
特化内容:Str,Int or Dex
合計優先:20,20~24(合算で44)
この時の「ランダムに選ばれた2択」は、「1段階目で『誠実:掌、慈悲:薔薇、崇高:アンク、正義:天秤』が選べること」が求められる。
また、「Str不足補正」を用いる都合上、「崇高」と「正義」は結果的に同じ加算値が得られることになる(Int,Dex+1)
この場合、IntとDexの値は「24と20、23と21、共に22」から選ぶことになるが、「共に22」では「2段階目で『崇高:アンク』と『正義:天秤』が衝突していない」ことがさらに求められる。
「24と20」および「23と21」ではその制限はなく、「2段階目で『誠実:掌、慈悲:薔薇』を共に選んだ場合」または「2段階目で『誠実:掌』と『慈悲:薔薇』のいずれか、『崇高:アンク』と『正義:天秤』のいずれかを選び、3段階目で『崇高:アンク』と『正義:天秤』のいずれかを選んだ場合」に、「誠実:掌」と「慈悲:薔薇」のうちでより多く選んだほうが23、そうでないほうが21となる(UltimaⅣにおける「魔法使い」、「吟遊詩人」、「ドルイド」、「レンジャー」のいずれか)
「2段階目で『誠実:掌』と『慈悲:薔薇』のいずれかを一度だけ選び、3段階目でも『誠実:掌』と『慈悲:薔薇』のいずれかを選んだ場合」は、高い方が24、低い方が20となる(UltimaⅣにおける「魔法使い」または「吟遊詩人」)
逆に「能力値合計で最低値」とする場合、「Str不足補正」が効かないようにStrが上がるものを優先して選びつつ、「謙譲:杖」を選び続ける(UltimaⅣにおける「羊飼い」)。この場合、能力値合計は「53(『崇高:アンク』が含まれていた場合は54)」、「Str:20~21、Int,Dex:15~18」となる。
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「U4からの引き継ぎ」の場合については、確認していません。